日本感染症学会と日本環境感染学会がCOVID-19患者を診療する医師に対し、「感染蔓延期における医療体制の在り方とお願い」(4月24日付)を発表しました。
重症化を抑えるための治療の考え方や医療体制を維持するために必要なこと、PCR検査を優先して行うべき患者の例などについて説明しています。
重症化を抑えるための治療の考え方としては、50歳以上で基礎疾患がある患者は重症化に特に注意が必要であるとしています。
またPCR検査を優先して行うべきなのは「入院治療の必要な肺炎患者で、ウイルス性肺炎を強く疑う症例」の患者であることを明記。その他、積極検査の対象となるの例として▽院内・施設内感染時の濃厚接触者スクリーニング▽挿管をともなう手術、エアロゾルを発生しやすい処置を受ける患者の事前スクリーニング▽医療現場が緊急性・重大性が高いと判断した事例――を挙げています。
医療体制の維持に対する考え方も示しています。
緊急性の高くない外来や入院、検査は先延ばしを検討すること、軽症者は入院ではなく指定ホテルや自宅で安静にするよう誘導することなどを求めています。
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「感染蔓延期における医療体制の在り方とお願い」
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