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  • 執筆者の写真ヒポクラ × マイナビ編集部

診療時に注意すべき症状は? 治療薬の有効性は? 「COVID-19外来診療ガイド」を日本医師会が公表

日本医師会が「新型コロナウイルス感染症外来診療ガイド(暫定版)」を公表しました。新型コロナウイルスの感染性や症状に関する最新情報、診療時の感染防止対策、重症化を疑う指標、トリアージに活用できる鑑別表、治療薬の現状などを説明しています。

呼吸困難は平均発症8日後に現れる

外来診療ガイドによると、初発症状として発熱、乾性咳嗽、頭痛、筋肉痛、嘔吐なしの悪心が比較的多くみられ、強い嗅覚・味覚障害、倦怠感、下痢を伴うことがあります。呼吸困難は平均発症8日後に現れることが多い一方で、自覚症状のない肺炎も多数報告されています。 また、ARDSや敗血性ショックを合併して多臓器不全に至ることがあり、この場合、高度医療に移さなければ数時間で死亡すると指摘しています。 高齢者のほか、循環器疾患、糖尿病、呼吸器疾患、がん、各種免疫不全、人工透析などの基礎疾患を持っている患者が重症化しやすいと注意を呼びかけています。


無症状でも鼻咽頭に症状性患者と同等のウイルス量

感染性については、発症後8日で感染力は大幅に低下するという報告を紹介。また、「発症後7日以降はPCR検査で陽性であってもウイルス培養では陰性であり、活性は認められないとの報告がある」と記載しています。 さらに、鼻咽頭には症状のある人も無症状の人も同等のウイルス量があり、無症状であっても感染力があるとしています。


トリアージのための症状の特徴

問診時にきちんとトリアージをするための鑑別表も示されています。 COVID-19の症状としては、熱:よくある(37.5度以上程度の発熱が4日以上続く)▽頭痛:ときにある▽強い嗅覚・味覚異常:よくある▽全身の痛み:ときにある▽だるさ・脱力感:ときにある▽強い虚脱感:ときにある(ゆっくり進行する)▽鼻づまり:まれ▽くしゃみ:まれ▽せき:よくある(途切れず続く乾性が多い)――とし、かぜやインフルエンザ、アレルギーの症状と比較しています。 重症化を疑う指標についても、血液検査とCTについて注意して確認すべき数値や画像所見が記載されています。


各治療薬の有効性

治療薬の現状としては7つの薬剤について、論文や症例報告などから推察される有効性の評価を付け、使用状況や主な研究、副作用を説明しています。 有効性については、ファビピラビル(商品名:アビガン)「有効」▽レムデシビル「68%が症状改善」▽ヒドロキシクロロキン(商品名:プラケニル)「肺炎改善率が高い」▽ロピナビル・リトナビル(商品名:カレトラ)「ほとんど効果なし」▽トシリズマブ(商品名:アクテムラ)「症例報告では有効」▽シクレソニド(商品名:オルベスコ)「症例報告では有効」▽ナファモスタット「in vivoでは不明」――としています。

外来診療ガイドにはこの他、症状のある患者を診察する際に求められること、電話や情報通信機器を使った外来の流れ、感染防止対策の方法など役に立つ情報が明記されています。


日本医師会が公表した外来診療ガイドはこちら>>> 「新型コロナウイルス感染症外来診療ガイド(暫定版)」

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