日本感染症学会はCOVID-19の抗ウイルス薬に関する指針「COVID-19に対する抗ウイルス薬による治療の考え方(第1版)」(2月26日付)を公表しています。
第2版を近く公表する予定とのことです。この指針は、抗ウイルス薬の対象となる患者や治療開始のタイミング、薬剤の選択について説明しています。
指針は、抗ウイルス薬による治療開始のタイミングについて、「低酸素血症を発症し、酸素投与が必要であること」を必要条件として挙げています。その上で、50歳未満の患者は肺炎を発症しても自然治癒することが多いため、抗ウイルス薬を投与せずに経過観察していいとしています。
また、抗ウイルス薬の選択肢として抗HIV薬「ロピナビル・リトナビル(商品名:カレトラ)」と抗インフルエンザウイルス薬「ファビピラビル(商品名:アビガン)」を挙げ、用法用量や投与時の注意点を説明しています。
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「COVID-19に対する抗ウイルス薬による治療の考え方(第1版)」
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